対象薬ってどんな薬なの?
- セルフメディケーション税制対象薬ってどんな薬なの?
厳密には厚生労働省が次の有効成分を含むものとして公表しています。
一応そのまま載せます。
第二十六条の二十七の二第二項の規定に基づき、租税特別措置法施行令第二十六条の二十七の二第二項の規定に基づき厚生労働大臣が定める一 般用医薬品等を次のように定め、平成二十九年一月一日から適用する。
平成二十八年三月三十一日
厚生労働大臣 塩崎 恭久
租税特別措置法施行令第二十六条の二十七の二第二項の規定に基づき厚生労働大臣が定める一般用医薬品等 租税特別措置法施行令(昭和三十二年政令第四十三号)第二十六条の二十七の二第二項の規定により厚生労働大臣が定める一般用医薬品等は、次に掲げるもの、その水和物及びそれらの塩類を有効成 分として含有する製剤とする。
一 アシクロビル
二 アシタザノラスト
三 Lーアスパラギン酸カルシウム
四 アゼラスチン
五 アモロルフィン
六 アルミノプロフェン
七 アンブロキソール
八 イコサペント酸エチル
九 イソコナゾール
十 イソチペンジル(歯痛・歯槽膿漏薬に限る。)
十一 イブプロフェン
十二 イブプロフェンピコノール 十三 インドメタシン
十四 ウフェナマート
十五 エキサラミド
十六 エコナゾール
十七 エバスチン
十八 エピナスチン
十九 エプラジノン
二十 エメダスチン
二十一 オキシコナゾール
二十二 オキシメタゾリン
二十三 オキセサゼイン
二十四 カルボシステイン
二十五 クロトリマゾール(膣カンジダ治療薬に限る。)
二十六 クロモグリク酸
二十七 ケトチフェン
二十八 ケトプロフェン
二十九 ゲファルナート
三十 シクロピロクスオラミン
三十一 ジクロフェナク
三十二 シメチジン
三十三 ジメモルファン
三十四 スルコナゾール
三十五 セチリジン
三十六 セトラキサート
三十七 ソイステロール
三十八 ソファルコン
三十九 チオコナゾール
四十 チキジウム
四十一 チメピジウム
四十二 テプレノン
四十三 テルビナフィン
四十四 トラニラスト
四十五 トリアムシノロンアセトニド
四十六 トリメブチン
四十七 トルシクラート
四十八 トロキシピド
四十九 ニコチン
五十 ニザチジン
五十一 ネチコナゾール
五十二 ピコスルファート
五十三 ビソキサチン酢酸エステル
五十四 ビダラビン
五十五 ヒドロコルチゾン酪酸エステル
五十六 ビホナゾール
五十七 ピレンゼピン
五十八 ピロキシカム
五十九 ファモチジン
六十 フェキソフェナジン
六十一 フェルビナク
六十二 ブチルスコポラミン
六十三 フッ化ナトリウム(洗口液に限る。)
六十四 ブテナフィン
六十五 プラノプロフェン
六十六 フラボキサート
六十七 プレドニゾロン吉草酸エステル
六十八 ブロムヘキシン
六十九 ベクロメタゾンプロピオン酸エステル
七十 ヘプロニカート
七十一 ペミロラストカリウム
七十二 ポリエチレンスルホン酸
七十三 ポリエンホスファチジルコリン
七十四 ミコナゾール
七十五 メキタジン
七十六 メコバラミン
七十七 ユビデカレノン
七十八 ラニチジン
七十九 ラノコナゾール
八十 ロキサチジン酢酸エステル 八十一 ロキソプロフェン
八十二 ロペラミド
八十三 ロラタジン
通常このリストを見ただけでは分かりませんよね。薬剤師さんでもない限り。。
(それで、厚生労働省はこのリストだけでなくて製薬会社から対象商品について登録を受けてそのリストを公表しています。そのリストはしばしば更新されます。対象薬検索から検索してください。)
厳密にはその「リストアップされた薬」なのですが、どんな薬がリストアップされているのかについて、もう少し一般的な解説をすると、セルフメディケーション税制対象薬は別の名称として「スイッチOTC医薬品」とも呼ばれています。
では、この「スイッチOTC医薬品」とはどんなお薬なのでしょうか?
一般的に医薬品には2種類あります。
①「医療用医薬品」ー病院で処方してもらう薬
②「一般用医薬品」ー処方箋なしでドラッグストアで市販されている薬(別名:「OTC医薬品」Over the Counterの略でカウンター越しにお薬を販売するのでこうした名称になっている。)
どちらが強力な薬でしょうか?
①の「医療用医薬品」です。
ただ時の経過とともに、強力な「医療用医薬品」の中にも有効性や安全性がかなり確認されて「一般用医薬品」に転換(switch)されるものも多くなってきました。
スイッチOTC医薬品というのは、そのように転換されたお薬のことを言います。
つまり、
「一昔前までは病院の先生しか使えなかったけど、安全性や有効性も確立されてドラッグストアでも買えるようになった薬」
ということです。
要するに、ドラッグストアで市販されている薬の中でも、しっかりしたお薬であるということです。
ためしに買ってみました。
常備薬で「医療用医薬品」が家にあるというのは、なかなかに便利です。
その薬をきちんと選んで購入すると所得税法、住民税が安くなる税制がスタートしました。
家族に必要な薬を賢く選んで税金を安くしましょう。